普通二輪免許ありで大型二輪免許を取る|教習の内容と流れ

普通二輪免許ありで大型二輪免許を取る時の教習の内容と流れ、乗り換えの段取りを紹介する記事のアイキャッチ

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普通二輪で走るのに慣れてきて、『そろそろ大型も取ってみたい』と思い始めていませんか。でも、教習がどれくらいかかるのか、今のバイクをどうするのかまで考えると、なかなか一歩が出ないですよね。

結論から言うと、大型二輪免許は普通二輪免許ありなら技能12時限・学科なしが最短です。いつ取るかは「普通二輪での経験・乗りたい車種・今のバイクの扱い」の3つで決めると迷いません。

この記事を読めば、教習の中身と流れ、取った後の乗り換えの段取りまでが分かります。

目次

普通二輪免許ありなら、大型二輪の教習はここまで短くなる

先に結論

普通二輪免許(MT)を持っている人の大型二輪の教習は、技能12時限(基本5+応用7)で、学科教習はありません。何も持っていない人の36時限と比べると、3分の1の時限数です。

大型二輪の教習の時限数は、道路交通法施行規則で持っている免許ごとに決まっています。普通二輪から大型二輪へ上げる人がいちばん短くなります。

持っている免許大型二輪(MT)技能AT大型二輪 技能学科
普通二輪免許(MT)12時限(基本5+応用7)9時限(基本3+応用6)0時限
AT普通二輪免許16時限(基本9+応用7)10時限(基本4+応用6)0時限
小型限定普通二輪免許20時限(基本9+応用11)17時限(基本6+応用11)0時限
AT小型限定普通二輪免許24時限(基本13+応用11)18時限(基本7+応用11)0時限
普通免許などのみ31時限(基本14+応用17)24時限(基本7+応用17)1時限
免許なし36時限(基本16+応用20)29時限(基本9+応用20)26時限

1時限は50分で、表は最短の数です。上達の具合によっては補習で増えます。

普通二輪から大型二輪へ上げる場合、学科はゼロです。すでに二輪の交通ルールを学んでいるので、技能に集中できるんです。

AT普通二輪免許の人は4時限多い

『AT限定の普通二輪しか持っていないけど、大丈夫?』という方もいますよね。AT普通二輪免許からでも大型二輪(MT)は取れますが、クラッチ操作を覚える分、基本操作が9時限になります。

AT大型二輪にするなら、AT普通二輪免許からは10時限です。乗りたいバイクがAT車だけなら、こちらも選択肢になります。

大型二輪で乗れるバイクの範囲

大型二輪免許があれば、総排気量の上限なく二輪車に乗れます。大阪府警の案内では、大型二輪免許で大型自動二輪車・普通自動二輪車・小型特殊自動車・原動機付自転車を運転できるとされています。

つまり、大型を取ると今の普通二輪のバイクにもそのまま乗れます。大型二輪と普通二輪の違いをもっと知りたい方は大型二輪と普通二輪の違いを見てみてください。

大型二輪の教習で増える所と課題の基準

先に結論

大型二輪の教習は、普通二輪と同じ流れで、課題の基準が少し厳しくなります。一本橋は10秒以上、スラロームは7秒以下、波状路は大型だけの課題です。

普通自動二輪から大型自動二輪へ上げる教習も、第1段階・第2段階・卒業検定の順に進みます。違うのは、車体が大きく重くなることと、課題の基準です。

課題普通二輪の基準大型二輪の基準
一本橋(直線狭路)7秒以上10秒以上
スラローム(連続進路転換)8秒以下7秒以下
急制動時速40kmから乾燥時11メートル以内時速40kmから乾燥時11メートル以内
波状路なし立ち姿勢で、できる限り遅い速度で走る

この基準は富山県警の運転免許技能試験実施基準の値です。教習所の卒業検定の採点がまったく同じかは、教習所の案内で確認してみてください。

試験場の技能試験では、大型二輪は総排気量700cc以上の車が使われると定められています。教習所の教習車も、普通二輪より一回り大きいものになるのが一般的です。

普通二輪から大型二輪へ上げる時に、教習の時限数と課題の基準がどう変わるかを比べた図解

例えばこんな場面でつまずく

普通二輪で毎日走っている人でも、大型の教習車に初めてまたがると『重い、大きい』と感じることが多いです。特に取り回しや低速の課題では、車体の重さに振られやすいんです。

一方で、発進やギアチェンジは普通二輪と同じ操作です。普段からMT車に乗っている人は、ここで苦労することは少ないはずですよ。

よくある失敗

「普通二輪に乗れているから大丈夫」と油断して、一本橋の10秒やスラロームの7秒に苦戦するケースです。普通二輪の時より基準が厳しくなる課題を、最初から意識しておきましょう。

大型の教習所を選ぶ時に見る所

大型二輪の教習は、どの教習所でもやっているとは限りません。普通二輪を取った教習所に大型のコースがあるか、まず確かめてみてください。

見る所確かめたいこと
コースの有無大型二輪(MT・AT)の教習をしているか
予約仕事帰りや休日に大型の枠が取りやすいか
補習の料金追加1時限の料金と保証プランの有無
教習車大型の教習車の台数と、乗る前に見学できるか

受験資格と教習の期限

大型二輪免許の受験資格は18歳以上です。教習は、普通二輪と同じく9か月以内に修了する決まりがあります。

いつステップアップする?3つの軸で判定

先に結論

「普通二輪での経験」「乗りたい車種」「今のバイクの扱い」の3つがそろった時が、ステップアップのいい時期です。どれかが欠けているなら、先にそこを固めましょう。

普通二輪から大型二輪へ上げるタイミングに、決まった正解はありません。ただ、3つの軸で今の自分を見てみると、取るべき時期が見えてきます。

軸今すぐ取ってよい状態少し待った方がいい状態
普通二輪での経験MT車で日常的に走り、低速の取り回しに不安がない免許を取ってから、ほとんど乗っていない
乗りたい車種大型でしか乗れないバイクがはっきりしている何に乗りたいかまだ決まっていない
今のバイクの扱い売るか残すか、置き場所まで決めている2台持ちの費用や置き場所を考えていない
大型二輪へ上げる時期を、普通二輪での経験・乗りたい車種・今のバイクの扱いの3つの軸で判定する図解

普通二輪での経験

普通二輪のMT車に乗り慣れているほど、大型の教習はスムーズに進みやすいです。逆に、免許を取ってから125ccのスクーターばかりに乗ってきた人は、クラッチ操作の勘を取り戻すところから始まることもあります。

不安があるなら、教習所の補習や保証プランの内容も先に確かめておくと安心です。

例えば、入校前の相談でこんなふうに聞いてみると、自分に合うかどうかが分かりやすくなります。

「普通二輪を取ってから、しばらくスクーターにしか乗っていません。補習が入った時の料金はいくらですか」
「平日の夜に大型の枠はどれくらい空いていますか」

乗りたい車種

普通二輪から大型二輪へ上げる理由は人それぞれです。高速道路でのゆとりがほしい、二人でツーリングに行きたい、憧れのバイクがある、などが多いですよね。

『大型を取ったら、あのバイクに乗りたい』という目標がはっきりしていると、教習のモチベーションも続きますよね。目標がまだ決まっていないなら、まずは販売店で大型バイクのタイプを見比べてみるのもいい方法です。

今のバイクの扱い

ここを後回しにする人が意外と多いんです。大型を買うなら今のバイクを売るのか、2台持ちにするのかで、必要な予算も置き場所も大きく変わります。

今のバイクの扱い予算の考え方気をつけたいこと
売って乗り換える売った金額を次の1台の頭金に回せる売る時期と納車の時期を合わせる
2台持ちにする税金・保険・駐車場が2台分かかる置き場所と維持費を先に計算する
家族や知人に譲る現金にはならないが手間は少なめ名義変更の手続きが必要
ステップアップ前のセルフチェック
  • 普通二輪のMT車で、ここ数か月は日常的に走っている
  • 大型で乗りたいバイクのタイプを言える
  • 今のバイクを売るか残すかを決めている
  • 教習に通う曜日と時間帯の見当がついている
  • 補習が入っても困らない予算と日程の余裕がある

チェックが4つ以上つけば、ステップアップの準備は整っていると言えそうです。2つ以下なら、まずは普通二輪で走る時間を増やしたり、今のバイクの扱いを家族と話したりするところから始めてみてください。

大型二輪の取得から乗り換えまでの段取り

先に結論

教習の申し込みと同時に、今のバイクの扱いを考え始めると、免許を取った後に足が無い期間を作らずに済みます。

大型二輪免許を取ってから慌てて次のバイクを探すと、納車まで乗れない期間ができてしまうこともあります。時系列で段取りを並べてみました。

時期免許のことバイクのこと
入校前教習所を比べて申し込む乗りたい大型バイクのタイプを決める
第1段階取り回し・基本操作を固める今のバイクの査定額を確かめる
第2段階課題の基準をクリアする次の1台の予算と購入先を決める
卒業検定合格して卒業証明書を受け取る今のバイクを売る時期を決める
試験場免許証の記載を受ける次のバイクの契約・納車の日を決める
乗り換え大型で走り始める今のバイクの名義変更や手続きを済ませる

卒業検定に合格したら、卒業証明書を持って住所地の運転免許試験場で手続きをします。卒業証明書による技能試験の免除は、技能検定を受けた日から1年以内です。

乗り換えの段取り
  1. 教習所の申し込みと同時に、乗りたいバイクのタイプを決める
  2. 教習中に、今のバイクがいくらで手放せるかを調べておく
  3. 卒業の目処が立ったら、次のバイクの予算を確定させる
  4. 免許を受け取ってから、次のバイクの納車と今のバイクの引き渡しの日を合わせる
よくある失敗

免許を取ってから今のバイクを売りに出し、次のバイクの納車まで数週間バイクが無い状態になるケースです。通勤や通学でバイクを使っているなら、引き渡しの日は納車の日に合わせて決めておきましょう。

費用の内訳は普通二輪から大型二輪へ上げる費用でまとめています。

今のバイクは売る?残す?判断表

先に結論

大型に乗り換えて今のバイクに乗らないなら、買取の無料査定で手取りを確かめてから次を決めるのが安心です。2台とも乗るなら、維持費を先に見直しておきましょう。

『今のバイクは思い入れがあるし、売るのはもったいないかも』と迷いますよね。そこで、あなたの状況ごとの答えを表にしました。

あなたの状況おすすめ理由
大型に乗り換えて、今のバイクには乗らなくなる買取の無料査定で手取りを確かめてから次を決める売った額を次の予算に回せる
新しい大型を販売店で買う下取りと買取の両方を比べる手間と手取りのどちらを取るかで選べる
今のバイクも街乗りで使い続ける2台持ちの維持費を見直す税金・保険・車検が2台分かかる
動かない・長く放置している不動車でも売れるか相談する置いておくほど状態が悪くなりやすい
大型二輪へ乗り換える時に、今のバイクを売るか残すかを状況別に判断する図解

2台持ちにした時の維持費の目安

2台持ちを考えるなら、税金と自賠責保険は2台分かかると考えておきましょう。東京都港区の例では、軽自動車税(年額)は軽二輪(125cc超250cc以下)が3,600円、250cc超の二輪の小型自動車が6,000円です。

400ccの普通二輪も大型バイクも、250cc超なので車検の対象になります。自家用の二輪自動車の車検の有効期間は、初回3年、2回目以降2年です。

排気量の区分軽自動車税(港区の例・年額)車検
125cc超250cc以下(軽二輪)3,600円なし
250cc超(小型二輪・大型も含む)6,000円初回3年・以後2年

自賠責保険料は、2026年10月31日までに保険期間が始まる契約で、小型二輪自動車が24か月8,760円です。2026年11月1日以降に始まる契約は24か月9,640円に上がります。

売り先ごとの違い

今のバイクを手放す先は、大きく分けて買取店・販売店の下取り・個人売買の3つです。それぞれ、手取りと手間のバランスが違います。

売り先手取りの考え方手間向いている人
バイクの買取専門店(出張・持ち込み)査定を比べて決められる査定の申し込みと引き渡し手取りを確かめてから決めたい人
販売店の下取り次のバイクの代金から引かれる購入と同じ店で済む手間を少なくしたい人
個人売買自分で値段を決められる名義変更や代金のやりとりも自分で手続きに慣れている人

下取りと買取の違いはバイクの下取りと買取の違いで詳しく紹介しています。

売る前に確かめておきたいこと

売ると決めたら、書類と状態を先に確かめておくと、査定もスムーズです。売り先の比べ方はバイクの買取|売る前に知っておきたいことと流れで詳しく紹介しています。

今のバイクを売る前のチェック
  • 250cc超なら自動車検査証、軽二輪なら軽自動車届出済証があるか
  • 自賠責保険の証明書の期限
  • 鍵がそろっているか
  • 改造した部品があれば、純正部品が残っているか
  • ローンが残っていないか

例えばこんな場面です。大型の教習に通いながら、今の400ccを乗り続けている人がいたとします。納車の日まで今のバイクを使いたいなら、引き渡しの日を納車に合わせてもらえるかを、査定の時に聞いておくといいですよ。

大型に乗り換えて今のバイクを手放すなら、先にいくらになるかを確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

バイク買取のバイク王

乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

原付や125cc、乗らなくなったバイクがあるなら、バイクの買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

乗り換えの全体の手順は原付・125ccから普通二輪のバイクへ乗り換える手順も参考になります。

普通二輪から大型二輪へ、よくある相談

よくある相談のまとめ

相談で多いのは「普通二輪を取らないと大型は取れない?」「大型を取れば普通二輪のバイクにも乗れる?」「難易度の差はどれくらい?」の3つです。

相談1 「普通二輪を取らないと大型は取れない?」

『大型自動二輪を取るには、普通二輪を先に取らないとだめ?』という相談がありました。答えは、いいえです。

警視庁の案内では、二輪免許の受験に免許の経歴は要らないとされています。大型二輪は18歳以上なら、普通二輪なしでも受けられます。いきなり大型を取る場合の考え方は普通二輪なしで大型二輪は取れる?で紹介しています。

相談2 「大型を取れば普通二輪のバイクにも乗れる?」

『大型二輪免許を取ったら、今の400ccにも乗れる?』という相談もよく見かけます。乗れます。

大型二輪免許で運転できる車両には、普通自動二輪車や原動機付自転車も含まれています。普通二輪のバイクをそのまま乗り続けることもできますよ。

相談3 「普通二輪と大型二輪の難易度の差は?」

『普通二輪を取る時に少し苦労した。大型はもっと難しい?』という相談もありました。不安になりますよね。

課題の基準は、一本橋が7秒から10秒に、スラロームが8秒から7秒になるなど、少し厳しくなります。ただ、普通二輪ありなら技能は最短12時限で、操作の基本はすでに身についています。普通二輪の時に苦労した課題を意識して練習すれば、乗り越えやすいはずです。

相談4 「125ccスクーターばかりで、大型MTの教習についていける?」

『普通二輪を取ってから何年も125ccのスクーターにしか乗っていない。大型MTの教習で詰まないか心配』という相談もありました。ブランクがあると、クラッチ操作を忘れていないか不安になりますよね。

最初の数時限は、感覚を取り戻すのに時間がかかるかもしれません。補習が入る前提で予定と予算に少し余裕を持たせておくと、焦らずに進められますよ。

よくある質問

大型自動二輪免許は、普通自動二輪免許所持だと何時限ですか?

普通二輪免許(MT)を持っている場合、大型二輪(MT)の技能教習は最短12時限で、学科教習はありません。

大型二輪は普通二輪ありだと学科試験も受けますか?

教習所での学科教習は0時限です。試験場での手続きや試験の扱いは、住所地の運転免許試験場の案内で確認してください。

大型自動二輪を普通自動二輪ありで取る時、AT限定でもいいですか?

取れます。AT大型二輪なら、普通二輪免許(MT)からは技能9時限、AT普通二輪免許からは10時限が最短です。ただ、AT限定ではMT車に乗れません。

大型二輪の教習に期限はありますか?

教習は9か月以内に修了する決まりです。

今のバイクは大型を取る前に売った方がいいですか?

教習中の足が必要なら、次のバイクの納車に合わせて売る方が安心です。先に査定額を確かめておくと、予算も立てやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 普通二輪免許(MT)ありなら、大型二輪の教習は技能12時限・学科0時限が最短
  • 大型は一本橋10秒以上・スラローム7秒以下・波状路ありと、基準が少し厳しくなる
  • ステップアップの時期は「経験・乗りたい車種・今のバイクの扱い」で判定する
  • 教習中から今のバイクの査定額を確かめ、納車と引き渡しの日を合わせる
  • 2台持ちにするなら、税金・自賠責・車検が2台分かかることを先に計算する
普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

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