普通二輪のヘルメットと装備の選び方|教習から公道まで

普通二輪のヘルメットと装備の選び方を教習から公道まで紹介する記事のアイキャッチ

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普通二輪の教習が始まる前や、免許を取ってバイクに乗り始める前に、『ヘルメットはどれを選べばいいの?』『ほかに何をそろえればいいの?』と迷いますよね。種類も値段もいろいろで、最初は分かりにくいものです。

結論から言うと、普通二輪のヘルメットと装備は、「法律で決まっている物」と「身を守るためにそろえたい物」の2つに分けると選びやすくなります。ヘルメットは運転する人も後ろに乗る人もかぶる決まりがあります。

この記事を読めば、ヘルメットの選び方と、教習から公道までにそろえる装備の順番が分かります。

目次

普通二輪のヘルメットは法律で決まっている

先に結論

普通自動二輪車を運転する時は、乗車用ヘルメットをかぶらなければなりません。後ろに人を乗せる時は、その人にもヘルメットをかぶらせる決まりです。

道路交通法では、大型自動二輪車と普通自動二輪車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらずに運転してはいけないと決まっています。かぶっていない人を乗せて運転することも禁止です。

原付の運転者にもヘルメットの着用義務があります。電動キックボードなどの特定小型原付は、かぶるよう努める「努力義務」になっています。

乗り物運転する人後ろに乗る人
普通自動二輪車・大型自動二輪車かぶる義務かぶらせる義務
一般原付(新基準原付を含む)かぶる義務二人乗りはできない
特定小型原付努力義務該当なし

『近所をちょっと走るだけだから』という場面でも、決まりは同じです。短い距離でも、ヘルメットはかぶってから走り出しましょう。

例えばこんな会話もよく聞きます。

「後ろに乗る人の分のヘルメットって、要る?」

「要るよ。かぶっていない人を乗せて走ってはいけない決まりだから」

二人乗りをしたい方は、後ろに乗る人の頭に合ったヘルメットも用意しておきましょう。

二人乗りのルールは普通二輪免許で二人乗りはいつから?で紹介しています。

装備は2つに分けて考える|決まっている物・守るための物

2列で考える

バイクの装備は、法律でかぶることが決まっているヘルメットと、身を守るためにそろえたいグローブ・プロテクター・ジャケット・靴などに分けられます。まずヘルメット、次にグローブ、と順番にそろえると負担が少なくなります。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。装備を全部一度に買おうとすると、何を優先すればいいか分からなくなりますよね。

普通二輪の装備を、法律で決まっている物と身を守るためにそろえたい物の2列に分けた図解
法律で決まっている物身を守るためにそろえたい物
乗車用ヘルメット(運転する人)グローブ
乗車用ヘルメット(後ろに乗る人)肘・膝・胸・背中のプロテクター
バイク用のジャケット(長袖)
長ズボン
くるぶしまで隠れる靴やブーツ
雨の日用のレインウェア

右の列は法律の決まりではありません。でも、転んだ時にけがを小さくするための物なので、少しずつそろえていくのがおすすめです。

買う順番の目安

装備をそろえる順番
  1. ヘルメット(教習で使えるなら教習前に)
  2. グローブ(手に合った物を)
  3. くるぶしまで隠れる靴
  4. プロテクター入りのジャケット
  5. レインウェアや、季節に合わせた物

例えばこんな場面で考えてみます。教習が始まる前の段階なら、まずはヘルメットとグローブだけで十分なことが多いです。ジャケットやブーツは、乗るバイクやよく走る季節が決まってから選んでも遅くありません。

グローブ・靴・ジャケットの選び方

グローブは、指先までしっかり覆い、レバーを握った時に指が動かしやすい物を選びます。手のひらにすべり止めがある物だと、操作が安定しやすくなります。

靴は、くるぶしまで隠れて、靴底が平らな物が基本です。ペダルの操作がしやすく、足首を守れるからです。

ジャケットは、肘や肩にプロテクターが入ったバイク用の物が安心です。『見た目が好きな服で乗りたい』という方も、中にプロテクターを着ける方法があります。

季節ごとに足したい物

季節足したい物ひとこと
春・秋薄手のインナー朝晩の寒暖差に合わせて重ね着する
夏メッシュのジャケット・夏用グローブ長袖のまま風を通す
冬冬用グローブ・防風のインナー手がかじかむと操作が遅れる
雨の日レインウェア・靴のカバー視界を保つため、シールドのくもり対策も

ヘルメットの種類と選び方

守る範囲で選ぶ

ヘルメットは、頭とあごまで守るフルフェイス、あごが開いたジェット、あごの部分が上がるシステムなどがあります。守ってくれる範囲は、あごまで覆う物ほど広くなります。

『フルフェイスとジェット、どっちがいいの?』というのは、よく聞く迷いですよね。それぞれの特徴を比べてみました。

種類特徴向いている人
フルフェイス頭からあごまで覆う高速道路やツーリングで走る人
ジェットあごが開いていて視界が広い街乗りや通勤が中心の人
システムあごの部分を上げられる停まった時に顔を出したい人
半帽(半キャップ)頭の上だけを覆う守る範囲が狭いので、普通二輪では選ぶ前に適用排気量の表示を確かめる
フルフェイス
  • あごまで守れる
  • 風や雨が顔に当たりにくい
  • 高速道路でも安心感がある
ジェット
  • 視界が広く、かぶりやすい
  • 夏は風が通りやすい
  • あごは守れない
普通二輪のヘルメットの種類と、サイズを合わせる時の確かめ方をまとめた図解

サイズの合わせ方

ヘルメットは、サイズが合っていないと、転んだ時にずれたり脱げたりすることがあります。お店で実際にかぶって、きつすぎず、ゆるすぎない物を選びましょう。

ヘルメットを選ぶ時のチェック
  • かぶって頭を左右に振っても、ずれない
  • こめかみや額が痛くならない
  • あごひもを締めると、指が入るくらいの余裕がある
  • 適用排気量などの表示を確かめた
  • 視界が狭すぎない

販売店では、こんな聞き方をしてみてください。

「普通二輪で250ccに乗る予定なのですが、このヘルメットは使えますか?」

「サイズの合わせ方を見てもらえますか?」

中古やもらい物のヘルメットに注意

よくある失敗

古いヘルメットや、一度強くぶつけたヘルメットは、見た目がきれいでも守る力が落ちていることがあります。中古やもらい物を使う時は、いつ作られた物か、ぶつけたことがないかを確かめておきましょう。

教習で使うヘルメットと装備

自分の物を使うなら先に確かめる

教習ではヘルメットやグローブを借りられる教習所もあります。自分の物を使いたい時は、教習で使えるかを入校前に確かめておくと安心です。

『教習の初日から自分のヘルメットを持って行った方がいい?』と迷う方も多いはずです。答えは、教習所の決まりしだいなんです。

借りる場合は、何も買わずに教習を始められます。自分の物を使う場合は、卒業後もそのまま公道で使えるので、二重に買わずに済みます。

比べる点教習所で借りる自分の物を使う
初めの出費かからないヘルメット代がかかる
サイズ合う物が無いこともある自分に合った物を選べる
卒業後改めて買うそのまま使える
気をつけたいこと貸し出しがあるか確かめる教習で使えるか確かめる

教習の服装と持ち物は普通二輪の教習の服装と持ち物でくわしく紹介しています。

あごひもは、走る前に締める

ヘルメットは、あごひもを締めて初めて頭を守れます。教習でも、乗る前にあごひもを締めたかを確かめる習慣をつけておきましょう。

公道で乗り始める前に確かめたいこと

装備と一緒に保険も

バイクに乗り始める前には、装備に加えて、自賠責保険と任意保険も確かめておきます。装備はけがを小さくするため、保険はもしもの時の負担を小さくするための物です。

装備がそろったら、いよいよ公道ですよね。最初のうちは、装備をしっかり身につけて、無理のない速さで走るのが一番です。

保険の考え方はバイクの自賠責保険と任意保険で、バイク選びは普通二輪のバイクの選び方で紹介しています。

例えばこんな場面もあります。新しいバイクに乗り換えるのをきっかけに、ヘルメットやグローブも新しくしたくなる方は多いですよね。家に使っていない原付や125ccがあるなら、今いくらになるかを先に確かめておくと、次の1台と装備の予算が立てやすくなります。

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ヘルメットの手入れと置き場所

ヘルメットは、汗や汚れがたまりやすい道具です。内装を外して洗える物なら、ときどき洗って乾かしておくと気持ちよく使えます。

置く時は、落としたり、直射日光が当たったりしない場所を選びましょう。バイクのミラーに引っかけておくと落ちやすいので、平らな場所に置くのがおすすめです。

普通二輪のヘルメットでよくある相談

教習・種類・買う場所の相談が多い

普通二輪のヘルメットについては、「教習は自分の物と借りる物どっちがいい?」「フルフェイスとジェットはどっちが教習しやすい?」「あごひもを締め忘れたら?」という相談が多く見られます。知恵袋で見かけた相談を、要点だけまとめて答えます。

教習のヘルメットとグローブは、買うか借りるか

普通二輪の教習が始まるが、ヘルメットとグローブを自分で買うか、教習所で借りるか迷っている、という相談です。

卒業後もバイクに乗るつもりなら、教習で使える物を先に買っておくと無駄がありません。乗るかどうかまだ決めていないなら、借りて始めて、乗ると決めてから買うのも一つの方法です。

教習ではフルフェイスとジェット、どちらが受けやすい?

教習で使うヘルメットは、フルフェイスとジェットのどちらが動きやすいか、という相談です。

ジェットは視界が広く、首を振って確認する動作がしやすいと感じる人がいます。フルフェイスはあごまで守れるので安心感があります。教習所で使える種類の決まりがあることもあるので、先に確かめてみてください。

卒業検定で、あごひもを締め忘れたらどうなる?

卒業検定でヘルメットのあごひもを締めていなかったら、すぐに不合格になるのか、という相談です。

採点のしかたは教習所で確かめるのが確実です。ただ、あごひもを締めていないヘルメットは頭を守れないので、検定に限らず、走る前に締める習慣をつけておきましょう。

卒業後のヘルメットをどれにするか迷っている

教習所に通っていて、卒業後に買うヘルメットをどれにするか迷っている、という相談です。『教習所のヘルメットと同じ種類でいいのかな』と思いますよね。

迷ったら、乗る予定のバイクと走る場所から考えてみてください。高速道路を使う予定があるならフルフェイス、街乗りや通勤が中心ならジェットも候補になります。

よくある質問

普通二輪で後ろに乗る人もヘルメットは要りますか?

要ります。普通自動二輪車は、ヘルメットをかぶっていない人を乗せて運転してはいけない決まりです。

教習でミラーシールドのヘルメットを使ってもいいですか?

教習所によって決まりが違います。目線を教官が確かめることもあるので、使えるかどうかを先に聞いておきましょう。

ヘルメットはどこで買えばいいですか?

バイク用品を扱うお店や、バイクの販売店で、実際にかぶってサイズを合わせてから買うのがおすすめです。

ヘルメットは何年くらい使えますか?

使える年数は、作り手の案内や使い方で変わります。強くぶつけた物や、内装や外側が傷んできた物は、早めに買い替えを考えておきましょう。

グローブは夏でも着けた方がいいですか?

法律の決まりではありませんが、転んだ時に手をつくことが多いので、季節に合ったグローブを着けておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 普通自動二輪車は、運転する人もヘルメットをかぶり、後ろに乗る人にもかぶらせる決まり
  • 装備は、法律で決まっている物と、身を守るためにそろえたい物の2つに分けて考える
  • ヘルメットは守る範囲で種類を選び、お店でかぶってサイズを合わせる
  • 教習で自分の物を使うなら、使えるかを入校前に確かめる
  • 装備はヘルメット、グローブ、靴、ジャケットの順にそろえると負担が少ない

まずはお店でヘルメットをいくつかかぶってみて、自分の頭に合うサイズを知るところから始めてみてください。

普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

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