普通二輪なしで大型二輪は取れる?いきなり大型とセット教習

普通二輪免許なしで大型二輪免許を取る方法と、いきなり大型・セット教習を比べる記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が警察庁・各都道府県警察などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。教習の時限数・手数料・法令は改定されることがあるため、最新の公式案内で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。

『いつかは大型バイクに乗りたい。でも普通二輪を持っていなくても、いきなり大型二輪免許って取れるの?』と迷っている方は多いですよね。段階を踏まないといけないと聞いて、遠回りに感じている方もいるはずです。

結論から言うと、普通二輪免許なしでも大型二輪免許は取れます。18歳以上なら、ほかの免許を持っていなくても大型二輪の教習を受けられるんです。

この記事では、いきなり大型・段階的に取る・セットで申し込むの3ルートを、時限数や費用の考え方、不安の少なさで比べられます。

目次

普通二輪なしで大型二輪は取れる?

先に結論

大型二輪免許は18歳以上なら受験でき、普通二輪免許などの免許経歴は必要ありません。指定教習所の教習時限も、法令で「免許なし」から大型二輪を取る場合の数が決められています。

警視庁の案内では、受験資格の年齢は普通二輪16歳以上、大型二輪18歳以上で、どちらも「免許経歴は必要ありません」とされています。つまり、大型二輪を取るために普通二輪を先に持っている必要はないんです。

『昔は段階を踏まないと取れなかったと聞いた』という方もいますよね。今のルールでは、普通二輪免許なしでも、いきなり大型二輪の教習に申し込めます。

大型二輪と普通二輪の違い

大型二輪免許では、400ccを超えるバイクに乗れます。大型二輪免許を持っていれば、普通自動二輪車や原付も運転できます。

比べる点普通二輪免許大型二輪免許
乗れる排気量400cc以下制限なし
受験できる年齢16歳以上18歳以上
試験で使うバイク300cc以上の普通自動二輪車700cc以上の大型自動二輪車
一本橋の基準(ある県警の試験)7秒以上10秒以上
波状路なしあり

一本橋や波状路の基準は、ある県警の技能試験の基準によるものです。教習所の卒業検定で同じ基準かは、通う教習所で確かめてみてください。

大型二輪と普通二輪の違いは、大型二輪と普通二輪の違いで詳しく紹介しています。

教習所によって受け付けが違うことも

法令上はいきなり大型二輪を取れますが、教習所によっては、普通二輪なしの大型二輪の教習を受け付けていない所もあるようです。気になる教習所があれば、申し込みの前に問い合わせてみてください。

いきなり大型・段階的・セット教習の3ルートを比べる

3ルートの違いは「時限」「手続きの回数」「不安の少なさ」

いきなり大型は1回の入校で済み、段階的に取るルートは技能の合計時限が少なくなる場合があります。セット教習はその間をとった形です。どれがいいかは、早く大型に乗りたいか、少しずつ慣れたいかで変わります。

『結局どのルートが得なの?』と気になりますよね。そこで、法令で決まった技能教習の時限数をもとに、3つのルートを並べてみました。

普通二輪なしから大型二輪を目指す3つのルートを、いきなり大型・段階的に取る・セット教習で比べた図解
ルート技能教習の時限(免許なしの場合)技能教習の時限(普通免許などありの場合)入校の回数
いきなり大型大型二輪 36時限大型二輪 31時限1回
普通二輪から段階的に普通二輪19時限+大型二輪12時限=31時限普通二輪17時限+大型二輪12時限=29時限2回
セット教習教習所の案内による教習所の案内による教習所による

いずれもMTの場合で、1時限は50分です。表の時限数は最短の数で、上達の具合によっては延長されます。

時限数だけ見ると、段階的に取る方が少ない

意外に思うかもしれませんが、技能の合計時限は、段階的に取る方がいきなり大型より少なくなります。普通二輪免許を持っていると、大型二輪の技能は12時限で済むからです。

ただ、段階的に取ると、入校の手続きや卒業検定、試験場での手続きが2回ずつになります。そのぶんの手間と費用もかかるので、時限数だけで決めないようにしましょう。

学科教習の違い

学科教習は、免許なしの場合、普通二輪でも大型二輪でも26時限です。普通二輪免許を持っていると、大型二輪の学科は0時限になります。

車の普通免許などを持っていれば、どちらのルートでも学科は1時限です。車の免許がある方は、学科の負担はあまり気にしなくて大丈夫ですよ。

AT大型二輪という選び方もある

『大型に乗りたいけれど、クラッチ操作には自信がない』という方もいますよね。そんな方には、AT限定の大型二輪免許という選び方もあります。

警視庁の説明では、AT限定の大型二輪免許は排気量に制限がなく、試験では650ccのAT二輪車を使うとされています。ただし、AT以外の二輪車は運転できません。

AT大型二輪の教習技能教習の時限(法令)
免許なし29時限
普通免許などあり24時限
普通二輪免許あり9時限
AT普通二輪免許あり10時限

乗りたい大型バイクがATなのかMTなのかで、選ぶ免許が変わります。ATとMTの違いは普通二輪はATとMTどっち?の判断表も参考になります。

セット教習とは

セット教習は、普通二輪と大型二輪の教習を続けて申し込めるプランのことです。教習所によっては、こうしたプランを用意している所もあるようです。

途中で普通二輪の免許を取ってから大型の教習に進むのか、まとめて進めるのかは、教習所の案内で中身を確かめてみてください。

普通二輪と大型二輪の費用の考え方

先に結論

普通二輪と大型二輪の費用は、教習所・地域・時期・持っている免許で大きく変わります。公的な料金の統計はないので、「相場は○万円」とは決めつけず、同じ教習所の料金表で3ルートの総額を出して比べるのが確実です。

『いきなり大型と段階的では、費用はどっちが安いの?』という疑問は、とてもよく聞きますよね。答えは、通う教習所の料金表次第なんです。

比べる時は、次の項目を足して総額を出してみてください。普通自動二輪と大型自動二輪の費用は、内訳で見ると違いが分かりやすくなります。

費用の項目いきなり大型段階的に取る
入校の費用1回分2回分
技能教習の料金大型の時限分普通二輪と大型の時限分の合計
卒業検定の料金1回分2回分
試験場の手数料1回分2回分
補習になった時の追加料金大型の車体で補習それぞれの段階で補習

東京都の例では、指定教習所を卒業した人の試験場の手数料は、運転免許証だけの場合で計4,200円です。段階的に取ると、この手続きが2回になります。

大型にステップアップする時の費用の内訳は、普通二輪から大型二輪へ上げる費用で詳しく紹介しています。

補習の費用は見落としやすい

大型二輪の教習車は大きく重いので、取り回しや一本橋で苦労する方もいます。料金表を比べる時は、補習の料金や保証プランの範囲もあわせて見ておきましょう。

どのルートが向いている?不安の少なさで選ぶ

先に結論

バイクに乗った経験が少なく不安が大きい方は段階的なルート、乗りたい大型バイクが決まっていて早く乗りたい方はいきなり大型が向いています。迷ったらセット教習の有無を教習所に聞いてみるのも1つの方法です。

時限や費用だけでなく、自分の気持ちに合うかどうかも大事ですよね。不安の少なさという目で、3つのルートを比べてみました。

こんな方向くルート理由
原付も含めてバイクに乗った経験がない普通二輪から段階的に小さめの車体で基本を覚えてから大型に進める
乗りたい大型バイクが決まっているいきなり大型1回の入校で大型まで取れる
体格や力に不安がある普通二輪から段階的に取り回しや引き起こしに慣れてから大型に挑める
教習所に通う期間をまとめたいセット教習申し込みが1回で済む場合がある
普通二輪で公道に慣れてから決めたい普通二輪から段階的に実際に乗ってから大型が必要か考えられる
いきなり大型・段階的・セット教習のどれが向くかを、経験や体格、乗りたいバイクで判断する図解

例えばこんな場面で考える

『車の免許はあるけれど、バイクは原付にも乗ったことがない』という方は、教習で大型の車体の重さに戸惑うかもしれません。普通二輪で基本を身につけてからの方が、気持ちに余裕を持てるはずです。

一方で、『昔から乗りたい大型バイクがあって、そのために免許を取る』という方は、いきなり大型の方が目的にまっすぐ進めます。入校前に教習車にまたがらせてもらい、取り回しを確かめてから決めると安心です。

普通二輪なしで大型二輪を目指す時のよくある相談

先に結論

よくある相談は「段階を踏まないと取れないのは本当か」「普通二輪なしの大型合宿は何日かかるか」「補習なしで卒業できるか」の3つです。法令の時限数を知っておくと、自分の場合を考えやすくなります。

知恵袋に寄せられた質問の中から、普通二輪なしで大型二輪を考えている方の相談を3つ選んで答えます。

相談1 バイクの免許は段階を踏まないと取れないって本当?

『普通二輪から大型二輪のように、順番に取らないといけないと聞いたが本当か』という質問がありました。

今のルールでは、大型二輪は18歳以上なら免許経歴なしで受験できます。段階を踏むかどうかは、本人が選べるんです。

相談2 普通二輪なしで大型の合宿に行くと、何日かかる?

『普通二輪免許を持っていない状態で、大型二輪の合宿に行くとどれくらいの期間がかかるのか』という相談もありました。

法令では、1日に受けられる技能教習は原則3時限まで(基本操作の段階は2時限まで)と決まっています。免許なしなら技能36時限、学科26時限が最短なので、それを1日の上限で割った日数よりは長くかかります。

実際の日数は合宿ごとの案内で確かめてみてください。

相談3 いきなり大型で、補習なしで卒業するのは難しい?

『普通二輪を取らずに大型二輪を取る場合、一度も補習を受けずに卒業できるのか』という質問もよく見かけます。

補習がいるかどうかは、人によって大きく違います。初めてのバイクで大型の車体を扱うので、時限が延びることも見込んでおくと気持ちが楽になりますよ。

申し込む前に教習所へ聞いておくこと
  • 普通二輪なしで大型二輪の教習を受け付けているか
  • セット教習のプランがあるか、その中身
  • 補習の料金と保証プランの範囲
  • 入校前に教習車にまたがれるか

大型を目指すなら、今のバイクの扱いも決めておく

先に結論

大型二輪の免許を取ったあとは、大型バイクの購入費や装備、保険の費用がかかります。今乗っている原付や125ccがあるなら、乗り換えの資金にあてるかどうかも一緒に考えておくと予算が立てやすくなります。

大型二輪の免許を取る方の多くは、『免許を取ったら大型バイクに乗り換えたい』と考えていますよね。教習の費用だけでなく、次の1台の資金まで見通しておくと安心です。

家にあるスクーターや125ccを手放して大型の資金にするなら、今のバイクがいくらになるかを先に確かめておくと、予算の見通しがつきます。

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普通二輪を持ってから大型に上げる流れは、普通二輪ありで大型二輪を取るで紹介しています。

よくある質問

大型二輪免許は普通二輪免許なしで取れますか?

取れます。大型二輪は18歳以上なら受験でき、ほかの免許の経歴は必要ありません。

いきなり大型と段階的に取るのでは、どちらが時限は少ないですか?

技能の合計時限は、段階的に取る方が少なくなります。免許なしの場合、いきなり大型は36時限、段階的に取ると普通二輪19時限と大型二輪12時限で31時限です。

普通二輪と大型二輪のセット教習はどこでもありますか?

教習所によって違います。プランがあるかどうかと中身は、通いたい教習所の案内で確かめてください。

大型二輪免許で普通二輪のバイクにも乗れますか?

乗れます。大型二輪免許では、大型自動二輪車に加えて、普通自動二輪車や原付も運転できます。

まとめ

この記事の要点
  • 大型二輪は18歳以上なら、普通二輪なしでも取れる
  • 技能の合計時限は、段階的に取る方がいきなり大型より少ない
  • 段階的に取ると入校や検定、試験場の手続きが2回になる
  • 費用は同じ教習所の料金表で、3ルートの総額を出して比べる
  • 経験や体格に不安があるなら段階的、乗りたい大型が決まっているならいきなり大型
普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

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