普通二輪免許で二人乗りはいつから?一般道と高速のルール

普通二輪免許で二人乗りができる時期と、一般道・高速道路のルールを紹介する記事のアイキャッチ

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免許を取ったら、家族や友達を後ろに乗せて走ってみたい。そう思っても、『普通二輪免許で二人乗りって、いつからできるの?』と気になりますよね。

結論から言うと、一般道は普通二輪免許を受けてから通算1年、高速道路は20歳以上かつ通算3年がたってからです。日付だけでなく、乗せる前の準備までそろえて初めて安心して走れます。

この記事を読めば、二人乗りの条件と、乗せる日までにしておきたい準備が分かります。

目次

普通二輪免許の二人乗りは「1年」と「3年」

先に結論

一般道での二人乗りは、普通二輪免許を受けていた期間が通算1年に達してからです。高速道路は、20歳以上で、かつ通算3年に達してからになります。

二人乗りの条件は、道路交通法第71条の4で決まっています。教習所の学科でも習う内容ですが、免許を取ってしばらくたつと忘れてしまいがちですよね。一般道と高速道路で条件が違うので、分けて覚えておきましょう。

走る道二人乗りができる条件根拠
一般道普通二輪免許を受けていた期間が通算1年以上道路交通法第71条の4第7項
高速自動車国道・自動車専用道路20歳以上、かつ普通二輪免許を受けていた期間が通算3年以上道路交通法第71条の4第5項

『1年たてば、高速道路でも乗せていい?』と思いがちですよね。実は、高速道路は年齢と期間の両方の条件があるんです。

例えば、16歳で普通二輪免許を取った人なら、一般道は17歳から乗せられます。ただ、高速道路は通算3年の19歳でもまだで、20歳になって初めて両方の条件がそろいます。

取った年齢ごとの早見表

二人乗りができる時期は、免許を取った年齢によって変わります。特に高速道路は「20歳以上」の条件があるので、若いうちに免許を取った人ほど、3年より後になることもあるんです。

免許を取った年齢一般道の二人乗り高速道路の二人乗り
16歳17歳から20歳から(年齢の条件が後にくる)
17歳18歳から20歳から(年齢と3年がほぼ同じ頃)
18歳19歳から21歳から(通算3年の条件が後にくる)
25歳26歳から28歳から(通算3年の条件が後にくる)

表は、免許の停止などが無く、免許を受けた日から続けて数えた場合の目安です。正確な日は、免許証の日付から数えてみてください。

原付と125cc以下には別の決まりがある

一般原付(新基準原付を含む)は、二人乗りそのものが禁止です。原付免許だけでは、何年たっても二人乗りはできません。

また、総排気量125cc以下の普通自動二輪車は、高速道路を通れません。小型限定普通二輪免許で乗れるバイクは、一般道での二人乗りだけになります。

乗るバイク一般道の二人乗り高速道路の二人乗り
一般原付(新基準原付を含む)できない高速道路を走れない
125cc以下の普通自動二輪車免許から通算1年でできる高速道路を走れない
125cc超400cc以下の普通自動二輪車免許から通算1年でできる20歳以上かつ通算3年でできる

高速道路を走る時の条件は普通二輪で高速道路を走るにはで詳しく紹介しています。

免許を取った日からの時間軸で見る

先に結論

免許を取った日から、1年目は一人で走って慣れる期間、1年を過ぎたら一般道の二人乗り、3年を過ぎて20歳以上なら高速道路の二人乗り、と段階的に広がります。

二人乗りまでの道のりを、免許を受けた日からの時間軸にしてみました。

免許を受けてからできることこの時期にしておきたいこと
0日〜1年未満一人で走る(二人乗りはできない)一人で色々な道を走って慣れる、初心運転者期間
通算1年以上一般道で二人乗りができる近所の短い距離から乗せてみる
通算3年以上かつ20歳以上高速道路でも二人乗りができる一般道の二人乗りに十分慣れてから
普通二輪免許を受けた日から、一般道と高速道路の二人乗りができるまでを時間軸で示した図解

最初の1年は初心運転者期間でもある

普通二輪免許を受けた日から通算1年に達するまでは、「初心運転者期間」です。この間の違反が一定の基準に当たると、再試験の対象になります。

二人乗りができない期間と、初心運転者期間がちょうど重なっているんです。最初の1年は、一人で運転の経験を積む時期と考えておくといいですよ。初心運転者期間の詳しい中身は普通二輪の初心者マークと初心運転者期間で紹介しています。

「通算」の数え方で気をつけたいこと

条件の「通算1年」「通算3年」は、普通二輪免許を受けていた期間を数えたものです。免許の効力が停止されていた期間は、この「受けていた期間」に含まれません。

例えばこんな場面です。免許を取って10か月目に免許停止の処分を受けた場合、停止の期間は数えないので、二人乗りができる日はその分だけ後ろにずれます。

よくある失敗

免許証の交付日から1年たったと思って二人乗りを始めたら、途中に停止の期間があって通算1年に足りていなかった、というケースです。違反や処分があった人は、自分の期間を数え直してから乗せましょう。

1年目にしておきたい練習

二人乗りができない1年目は、一人で経験を積むのにぴったりの時期です。二人乗りになると難しくなる場面を、一人のうちに練習しておくと安心ですよ。

1年目に慣れておきたいこと
  • 坂道での発進と停止
  • 狭い道でのUターンや取り回し
  • 雨の日の路面でのブレーキのかけ方
  • 交通量の多い交差点での右折
  • 1時間以上の走行と、こまめな休憩

例えば、坂道の途中で止まって発進するのは、一人でも最初は緊張しますよね。二人乗りでは車体がさらに重くなるので、一人の時にスムーズにできるようにしておきましょう。

免許証の日付をメモしておく

二人乗りができる日は、免許を受けた日から数えます。免許証で日付を確かめて、手帳やスマホのカレンダーに「一般道の二人乗りOK」の日を入れておくと忘れません。

免許証の見方は普通二輪の免許証の見方で紹介しています。

乗せる前の準備チェックリスト

先に結論

期間の条件を満たしても、すぐに長い距離を乗せるのはおすすめしません。装備・車両・練習の3つを準備してから乗せましょう。

日付の条件をクリアしたら、次は準備です。二人乗りは、一人で乗る時とバイクの動きが変わります。

二人乗りの前にそろえておきたい装備・車両・練習の準備をチェックリストで示した図解

装備の準備

道路交通法では、普通自動二輪車の運転者はヘルメットをかぶらずに運転してはならず、ヘルメットをかぶらない人を乗せて運転してもいけないと決められています。同乗者のヘルメットも、運転者の責任なんです。

装備のチェック
  • 同乗者の頭に合ったヘルメットを用意した
  • 同乗者も長袖・長ズボン・手袋を身につけている
  • 靴はくるぶしが隠れて、脱げにくいものにした
  • 荷物はリュックなどで両手が空くようにした

ヘルメットや装備の選び方は普通二輪のヘルメットと装備の選び方で紹介しています。

車両の準備

二人乗りができる作りのバイクかどうかも確かめておきましょう。同乗者が座る場所と、足を置く場所が必要です。

車両のチェック
  • 同乗者用の座席と、足を置く場所がある
  • 同乗者がつかまる場所がある
  • タイヤの空気圧やブレーキを点検した
  • 取扱説明書で二人乗りの時の注意を読んだ

二人乗りの時の空気圧などの調整は、車種ごとに取扱説明書に書かれていることが多いです。分からない時は、販売店で聞いてみてください。

例えばこんな場面です。一人乗り用のシートに交換している人は、同乗者の座る場所がなくなっていることがあります。中古で買ったバイクは、二人乗りができる作りのままかを一度見ておきましょう。

125cc以下で二人乗りする時

小型限定普通二輪免許で乗れる125cc以下のバイクでも、一般道なら通算1年で二人乗りができます。ただ、車体が小さい分、二人で乗ると窮屈に感じることもあります。

同乗者の座席が狭いバイクでは、短い距離でも疲れやすいです。最初は近所の買い物程度にして、座り心地を同乗者に聞いてみてください。

練習の準備

最初は、人通りの少ない近所の道で、短い距離から始めるのがおすすめです。二人乗りでは車体が重くなり、ブレーキの効き方や曲がり方が変わります。

『いつもの道だから平気』と思っていても、後ろに人が乗るだけで信号の停止が思ったより長くなることもあります。最初の何回かは、目的地を決めずに近所を一回りするくらいがちょうどいいですよ。

初めて乗せる日の流れ
  1. 乗り降りの順番と、つかまる場所を同乗者と決める
  2. 止まった状態で、同乗者に乗ってもらい重さに慣れる
  3. 近所の広い道を、いつもよりゆっくり走る
  4. 止まるたびに、怖くなかったかを同乗者に聞く
  5. 慣れてきたら、少しずつ距離を延ばす

二人乗りで気をつけたい走り方と保険

先に結論

二人乗りは、一人の時より早めにブレーキをかけ、ゆっくり曲がるのが基本です。無理をせず、自分が不安を感じる場面では乗せない判断も大切です。

二人乗りに慣れていないうちは、いつもの感覚で運転しないことが大切です。急ブレーキや急な加速は、同乗者にとって怖いだけでなく、バランスを崩す原因にもなります。

場面一人の時との違い気をつけたいこと
発進後ろが重く、前輪が軽く感じるアクセルをゆっくり開ける
ブレーキ止まるまでの距離が延びやすいいつもより早めにかけ始める
カーブ曲がり方が変わる手前で速度を落とす
停止中足をつく時に重さを感じる止まる場所の路面を見ておく

高速道路で二人乗りする時

高速道路で二人乗りができるのは、125ccを超えるバイクで、20歳以上かつ通算3年の条件を満たした時です。速度が上がる分、一般道よりも風や車線変更の影響を受けやすくなります。

最初は短い区間から試し、こまめに休憩を取りましょう。同乗者が疲れると姿勢が崩れやすいので、『そろそろ休もうか』と運転者から声をかけるのがおすすめです。

同乗者にも、乗る前にこんな約束をしておくと安心です。

「カーブでは、体を無理に傾けたり起こしたりしないでね」
「怖くなったら、肩を2回たたいて合図して」

同乗者に伝えておきたいこと

二人乗りが安全にできるかどうかは、同乗者の乗り方にも左右されます。初めて乗る人には、乗る前に次のことを伝えておきましょう。

同乗者への声かけ
  • 乗る時と降りる時は、運転者の合図を待つ
  • 走っている間は、つかまる場所から手を離さない
  • カーブでは運転者と同じ向きに自然に体を預ける
  • 止まった時に足を地面につかない
  • 怖くなった時の合図を決めておく

『後ろに乗るだけだから簡単』と思われがちですが、同乗者が急に動くとバイクはふらつきます。最初の数回は、乗り方の練習も兼ねて短い距離にしておくといいですよ。

今日乗せていいかの判定表

条件の日付を過ぎていても、その日の状況によっては乗せない方がいいこともあります。出発前に、次の表で確かめてみてください。

確かめること乗せてよいやめておいた方がいい
免許の期間一般道は通算1年以上1年に足りていない
装備同乗者のヘルメット・服装がそろっている半袖やサンダルしかない
自分の経験一人で同じ道を何度も走っている初めて走る道や長い距離
天気と路面晴れて路面が乾いている雨や強い風、路面が濡れている
体調運転者も同乗者も元気寝不足や疲れている
二人乗りの日に、免許の期間・装備・経験・天気・体調から今日乗せてよいかを判定する図解

1つでも「やめておいた方がいい」に当てはまったら、その日は一人で走るか、別の移動手段を選びましょう。予定を変える勇気も、安全な二人乗りの一部なんです。

保険も確かめておく

二人乗りをするなら、任意保険の内容も見直しておきましょう。同乗者がけがをした時に、どんな補償があるかは保険の契約によって違います。

任意保険で確かめたいこと
  • 同乗者がけがをした時の補償があるか
  • 運転者の年齢の条件が合っているか
  • 補償の金額が十分か
  • 契約しているバイクと乗るバイクが同じか

自賠責保険は加入が義務づけられている保険です。2026年10月31日までに保険期間が始まる契約では、軽二輪(126cc〜250cc)が24か月8,920円、小型二輪自動車(250cc超)が24か月8,760円です。

2026年11月1日以降に始まる契約は、軽二輪が24か月9,780円、小型二輪自動車が24か月9,640円に上がります。保険の考え方はバイクの自賠責保険と任意保険で詳しく紹介しています。

二人乗りに向いたバイクに乗り換えるなら

今のバイクが二人乗りに向いていない場合や、125cc以下で高速道路を走れない場合は、乗り換えを考える方もいますよね。新しい1台の予算を立てる前に、今乗っているバイクがいくらで手放せるかを確かめておくと、計画が立てやすくなります。

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二人乗りについてよくある相談

よくある相談のまとめ

相談で多いのは「1年未満で二人乗りしたらどうなる?」「大型を取ったら期間はどうなる?」「初心者が乗るバイクは二人乗りしやすい方がいい?」の3つです。

相談1 「1年未満で二人乗りをして事故をしたら、保険は使える?」

『普通二輪免許の交付から1年未満で二人乗りをして事故を起こしたら、保険はきかなくなる?』という相談がありました。心配になりますよね。

まず、通算1年に達しないうちの一般道での二人乗りは、道路交通法で禁止されている行為です。保険が使えるかどうかは契約の内容によるので、加入している保険会社の約款や窓口で確認してください。

いちばん大切なのは、期間の条件を満たすまで乗せないことです。『少しの距離だから』と考えず、1年たつまで待ちましょう。

友達から「ちょっと後ろに乗せて」と頼まれることもあるかもしれません。そんな時は「まだ1年たっていないから乗せられないんだ」と、そのまま伝えて大丈夫です。条件を守る人の方が、同乗者からも信頼されますよ。

相談2 「普通二輪の後に大型を取ったら、二人乗りの期間はどう数える?」

『普通二輪免許を取った後に大型二輪免許を取った時、二人乗りの制限はどうなる?』という相談もよく見かけます。期間の数え方が気になりますよね。

この記事で調べた範囲では、普通自動二輪車の二人乗りの条件として「普通二輪免許を受けていた期間」が定められていることを確認しています。大型二輪免許を取った場合の数え方は、住所地の警察や運転免許試験場の公式案内で確認してください。

相談3 「初めてのバイクは二人乗りしやすい方がいい?」

『免許を取ったばかりで初めてのバイクを選んでいる。いずれ二人乗りもしたいけど、どんなバイクがいい?』という相談もありました。気になる車種があると、迷いますよね。

二人乗りを考えるなら、同乗者の座席の広さや、足を置く場所、つかまる場所があるかを見てみてください。販売店では、同乗者に実際にまたがってもらうと座り心地が分かりやすいですよ。最初の1年は一人で乗る期間なので、まずは自分が扱いやすい大きさを優先するのもひとつの考え方です。

相談4 「レンタルバイクで二人乗りはできる?」

『普通二輪を取って2年、大型を取って半年。レンタルバイクで二人乗りはできる?』という相談もありました。旅先で乗りたいこともありますよね。

レンタルの場合は、法律の条件に加えて、貸し出す会社ごとのルールがあります。借りるバイクが二人乗りできる作りか、同乗者用のヘルメットを借りられるかも、会社によって違うんです。二人乗りができるかは、予約する前に貸し出す会社の案内で確かめておきましょう。

よくある質問

普通二輪免許で二人乗りはいつからできますか?

一般道は、普通二輪免許を受けていた期間が通算1年に達してからです。高速道路は、20歳以上で、かつ通算3年に達してからです。

小型限定普通二輪免許でも二人乗りはできますか?

一般道なら、通算1年の条件を満たせばできます。ただ、125cc以下の普通自動二輪車は高速道路を走れません。

同乗者もヘルメットが必要ですか?

必要です。普通自動二輪車の運転者は、ヘルメットをかぶらない人を乗せて運転してはならないと決められています。

普通二輪免許を取って1年たてば、高速道路でも二人乗りできますか?

できません。高速道路の二人乗りは、20歳以上で、かつ普通二輪免許を受けていた期間が通算3年以上という条件があります。

免許停止の期間も通算に入りますか?

入りません。免許の効力が停止されていた期間は、免許を受けていた期間に含めないと決められています。

まとめ

この記事の要点
  • 普通二輪免許の二人乗りは、一般道が通算1年、高速道路が20歳以上かつ通算3年から
  • 一般原付は二人乗り禁止、125cc以下の普通二輪は高速道路を走れない
  • 免許停止の期間は「通算」に含まれない
  • 乗せる前に装備・車両・練習の3つを準備する
  • 同乗者のヘルメットも運転者の責任、保険の内容も確かめておく
普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

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