女性が普通二輪免許を取る時に知っておきたいこと

女性が普通二輪免許を取る時に知っておきたい不安と対処を紹介する記事のアイキャッチ

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『女性でも普通二輪免許って取れるのかな』『重いバイクを支えられるか不安』と感じていませんか。周りにバイクに乗る女性がいないと、余計に心配になりますよね。

結論から言うと、普通二輪免許の教習や試験の内容は、男女で違いはありません。不安を「車体の重さ・足つき・体力・教習の雰囲気」の4つに分けて、それぞれに手を打っておけば、落ち着いて教習に臨めます。

この記事を読めば、不安ごとの対処法と、教習所への相談のしかたが分かります。

目次

女性にとって普通二輪免許は難しい?

先に結論

普通二輪免許は、男女で教習の時限数も試験の基準も同じです。女性だから取れない、ということはありません。苦労しやすいのは体格や力ではなく、バイクの扱い方に慣れるまでの時期です。

「女性は技能で苦労する」と聞いて、不安になった方もいるかもしれませんね。実は、苦労する所は体格よりも、取り回しや低速のバランスといった「慣れ」の部分であることが多いんです。

普通二輪の技能教習は、普通二輪(MT)で免許なし19時限、普通免許などありで17時限と、法令で最短の数が決まっています。上達に合わせて延長されるので、自分のペースで進められます。

普通自動二輪の免許を取る女性は、高校生から社会人まで年齢もさまざまです。始める年齢や経験より、教習の受け方で結果が変わることが多いんです。

普通二輪免許の難しさ全体は普通二輪免許は難しい?でくわしく紹介しています。

教習の内容は男女で同じ

技能試験の合格基準は70%以上、学科試験は90%以上の成績です。一本橋で普通二輪車なら7秒以上かけるといった課題の基準も、男女で変わりません。

補足

課題の基準は同じでも、教官の教え方やバイクの扱いのコツは、体格に合わせて変えてもらえることがあります。気になることは遠慮せず相談してみてください。

不安は4つに分けられる|重さ・足つき・体力・雰囲気

4つのどれが不安かを分ける

女性が普通二輪免許を取る時の不安は、車体の重さ、足つき、体力、教習の雰囲気の4つに分けられます。どれが一番気になるかで、準備することが変わります。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。「なんとなく不安」をそのままにせず、4つに分けて一つずつ対処していきましょう。

女性が普通二輪免許を取る時の不安を、車体の重さ・足つき・体力・教習の雰囲気の4つに分けた図解
不安よくある心配対処のしかた
車体の重さ倒れたバイクを起こせない、押して歩けない腕でなく腰と脚を使う起こし方を教わる
足つき停車した時に足が届かない片足で支える止まり方を練習する、シートの高さを相談する
体力クラッチが握れない、腕が疲れる力を入れる所と抜く所を覚える、教習前にストレッチ
教習の雰囲気女性が少なくて気後れする、質問しにくい入校前に見学・相談する、聞きたいことをメモして行く

1 車体の重さ(引き起こし・取り回し)

教習の最初に、倒れたバイクを起こす引き起こしと、エンジンを止めて押して歩く取り回しを習います。『あんなに重い物を起こせるの?』と不安になりますよね。

引き起こしは、腕の力で持ち上げるのではなく、腰を落として脚で押し上げるのがコツと言われます。ハンドルをいっぱいに切って、体をバイクに近づけると、力が伝わりやすくなります。

くわしいやり方はバイクの引き起こし・取り回しのコツで紹介しています。

2 足つき

バイクにまたがった時、両足のかかとまで地面につかない人は少なくありません。止まる時は、片足だけをしっかりついて支える止まり方もあります。

教習車のシートの高さを変えられるかどうかは、教習所によって違います。入校前に「足つきが心配です」と伝えておくと、対応を教えてもらえることがあります。

3 体力

MTのバイクでは、左手でクラッチレバーを握る場面が多くあります。『握力が弱いからクラッチを握れるか心配』という声もよく聞きます。

クラッチは、ずっと強く握り続けるわけではありません。どこで握ってどこで離すかを覚えると、力の使い方が楽になっていきます。

4 教習の雰囲気

教習所によっては、二輪の教習生に女性が少ないこともあります。『質問したら迷惑かな』と遠慮してしまう方もいますよね。

教習は、分からないことを聞きながら進めるものです。気になることはメモしておき、教習の前後に教官に聞いてみてください。

例えばこんな場面で考える

足つきが不安な方の場合、停止する時に「どちらの足をつくか」を決めておくと、慌てずに止まれます。左足をついて、右足は後ろブレーキに置いたまま、という止まり方を教わることが多いです。

クラッチが重く感じる方の場合、レバーを指の付け根ではなく指先寄りで握ると、力が入りやすくなることがあります。握り方は人によって合う形が違うので、教官に見てもらいながら試してみてください。

『みんなの前で失敗するのが恥ずかしい』という方もいますよね。教習で失敗するのは当たり前で、教官は失敗した所を直すためにそこにいます。

MTとAT、女性はどっちを選ぶ?

乗りたいバイクで選ぶ

MTとATは、難しさよりも免許を取った後に乗りたいバイクで選ぶのがおすすめです。スクーターだけに乗るならAT限定、いろいろなバイクに乗りたいなら限定なしが向いています。

『MTは難しそうだからATにしようかな』と考える方も多いはずです。どちらにも良いところと気をつけたい所があります。

MT(限定なし)
  • 乗れるバイクの種類が多い
  • 半クラッチで低速の速さを細かく整えられる
  • 後から限定解除をしなくて済む
AT限定
  • クラッチ操作が無く、左手の負担が少ない
  • 技能教習は免許なし15時限で、MTより少ない
  • 試験車はATでも400ccで、車体は大きい

警視庁の案内では、AT普通二輪の試験車は400ccのAT二輪車です。ATだから軽い、とは限らないところは知っておきましょう。

125ccまでで十分なら小型限定も

通勤や買い物で125ccのスクーターに乗るだけなら、小型限定やAT小型限定という選び方もあります。車体が小さく、技能教習の時限数も少なめです。

ただ、125cc以下のバイクは高速道路を走れません。遠出をしたい気持ちがあるなら、最初から普通二輪を選ぶ方が取り直しの手間がありません。

入校前にしておきたい準備と、教習所への相談

入校前に相談しておく

体格や体力に不安がある方は、入校前に教習所へ相談しておくと安心です。見学や相談で、教習の進め方や教習車のことを聞いておきましょう。

不安を減らすには、入校する前の準備が大事です。『聞いてもいいのかな』と思うようなことでも、先に聞いておけば当日慌てずにすみます。

入校前の相談で聞きたいこと
  • 足つきが心配な時、教習車で対応してもらえるか
  • 引き起こしは教習のどの段階で習うか
  • ヘルメットやグローブを借りられるか
  • 女性の教官や、相談しやすい窓口があるか
  • 延長になった時の料金
女性が普通二輪の教習所に入校する前に相談しておきたいことをまとめた図解

相談の時は、こんな聞き方をしてみてください。

「身長が低めで足つきが心配なのですが、教習の時に何か工夫してもらえますか?」

「引き起こしに自信がないのですが、教習の最初にコツを教えてもらえますか?」

教習に通いながらできる工夫

教習を続けやすくする工夫
  1. 教習の前に、今日の課題を教本で読んでおく
  2. 腕・肩・太ももを軽くストレッチしてから乗る
  3. うまくいかなかった所と、言われたコツをメモする
  4. 疲れがたまる時は、1日に入れる時限を少なめにする
  5. 同じ所でつまずいたら、教官を変えて聞いてみるのも一つの方法

技能教習は1日に原則3時限まで、最初の段階は2時限までです。毎日詰め込むより、体を休める日を挟んだ方が上達しやすいと感じる人もいます。

服装と持ち物

服装は、長袖・長ズボン・くるぶしまで隠れる靴が基本です。手に合ったグローブを用意すると、レバーの操作がしやすくなります。

くわしくは普通二輪の教習の服装と持ち物で紹介しています。

よくある失敗

動きやすさを考えずに、厚底の靴やかかとの高い靴で行ってしまうと、ペダルの操作がしにくくなります。靴底が平らで、足首まで守れる靴を選んでおきましょう。

免許を取った後のバイク選び

免許が取れたら、次は乗るバイク選びです。足つきや重さは、教習車とは別に、自分のバイクで確かめることになります。

女性に合うバイクの選び方は女性に合う普通二輪のバイクの選び方で紹介しています。家に使っていない原付やスクーターがあるなら、今いくらになるかを確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

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女性の普通二輪免許でよくある相談

体格・経験・周りの目の相談が多い

女性の普通二輪免許については、「身長が低くても取れる?」「経験ゼロで大丈夫?」「女性が取るのはおかしい?」という相談が多く見られます。知恵袋で見かけた相談を、要点だけまとめて答えます。

身長が低めで、教習でうまくいかず自信がなくなった

16歳で身長が低めの女性が、普通二輪の教習所に通っているが、うまくいかず自信がなくなりそう、という相談です。『みんなはできているのに』と思うとつらいですよね。

うまくいかない時期は、誰にでもあります。足つきや引き起こしで苦労しているなら、何が原因かを教官に具体的に聞いて、一つずつ直していきましょう。

時限数は最短の数として決まっていて、延長は珍しいことではありません。焦らず、自分のペースで進めて大丈夫です。

父から「女性は技能で苦労する」と聞いて不安

父親が昔二輪免許を取った時に、女性は技能で苦労していたと言っていたので不安だ、という相談です。

苦労するかどうかは、性別より、取り回しや低速のバランスに慣れるまでの時間で決まることが多いです。入校前に引き起こしのコツを知っておくだけでも、最初の壁はぐっと低くなります。

女性がバイクの免許を取るのはおかしい?

女性でバイクの免許を取る人を見たことがなく、おかしいと思われないか不安だ、という相談です。

普通二輪免許は、性別に関係なく16歳以上なら受けられる免許です。周りの目より、自分が乗りたいかどうかを大事にしてみてください。

非力でクラッチやアクセルを扱えるか心配

握力に自信がなく、クラッチを握れるか、アクセルを回したままにできるか不安だ、という相談です。

教習では、レバーの位置や握り方を確かめるところから始まります。力任せに握るより、握る位置とタイミングを覚える方が大事なので、まずは教習で実際に触ってみてください。

よくある質問

身長が低くても普通二輪免許は取れますか?

身長の決まりはありません。足つきが心配な方は、片足で支える止まり方を練習したり、入校前に教習所に相談したりしてみてください。

女性は普通二輪のMTとAT、どちらが取りやすいですか?

ATはクラッチ操作が無いぶん覚えることが少なめです。ただ、試験車は400ccのAT二輪車で車体は大きいので、乗りたいバイクで選ぶのがおすすめです。

引き起こしができないと、入校できませんか?

入校前の審査で引き起こしを見る教習所もあるようです。不安な方は、申し込む前に教習所へ確かめておくと安心です。

40代や50代から普通二輪免許を取る女性もいますか?

普通二輪免許には上の年齢の決まりはなく、16歳以上なら受けられます。体力が心配な方は、1日の教習を少なめにして、体を休めながら進めてみてください。

女性が普通二輪免許を取るのに、何か特別な条件はありますか?

特別な条件はありません。16歳以上で、視力などの適性の基準を満たせば受けられます。

まとめ

この記事の要点
  • 普通二輪免許の教習の時限数や試験の基準は、男女で同じ
  • 不安は、車体の重さ・足つき・体力・教習の雰囲気の4つに分けて対処する
  • 引き起こしは腕でなく、腰と脚を使うのがコツ
  • MTとATは、難しさより乗りたいバイクで選ぶ
  • 入校前に教習所へ相談しておくと、不安を減らせる

まずは、4つの不安のうちどれがいちばん気になるかを決めて、そのことを教習所に相談してみてください。

普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

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