普通二輪免許とは|取れる年齢・種類・取り方の全体像

普通二輪免許の種類・年齢・取り方の全体像を紹介する記事のアイキャッチ

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『バイクの免許を取りたいけど、普通二輪免許って何から調べればいいの?』と迷っている方も多いはずです。種類や取り方がいくつもあって、最初は分かりにくいですよね。

結論から言うと、普通二輪免許は400cc以下のバイクに乗れる免許で、16歳から取れます。取り方は「教習所に通う」「合宿」「試験場で直接受ける」の3つです。

この記事を読めば、免許の種類と、自分に合う取り方が分かります。

目次

普通二輪免許とは?乗れるバイクと正式な名前

先に結論

普通二輪免許は、総排気量400cc以下のバイク(普通自動二輪車)を運転できる免許です。原付と小型特殊自動車も運転できます。

普通二輪免許とは、正式には「普通自動二輪車」を運転するための運転免許のことです。普通自動二輪免許、普通自動二輪車の免許など、呼び方はいくつかありますが、指しているものは同じなんです。

普通自動二輪車は、総排気量400cc以下(定格出力20kW以下)で、原付の大きさを超える二輪車のことです。400ccを超えるバイクは大型自動二輪車になり、大型二輪免許が要ります。

普通二輪そのものの区分は普通二輪とは?乗れる排気量と免許の種類でくわしく紹介しています。

普通二輪免許で運転できる車両

大阪府警の案内では、普通二輪免許で運転できるのは次の車両です。

運転できる車両普通二輪免許普通自動車免許原付免許
普通自動二輪車(400cc以下)運転できる運転できない運転できない
原付二種(125cc以下の普通自動二輪車)運転できる運転できない運転できない
原動機付自転車運転できる運転できる運転できる
小型特殊自動車運転できる運転できる運転できない

『車の免許があれば125ccのスクーターに乗れるのでは?』と思った方もいますよね。実は、普通自動車免許だけでは、125ccの原付二種には乗れません。

新基準原付と125ccバイクの違い

2025年4月1日から、125cc以下で最高出力4.0kW以下のバイクは「新基準原付」として原付免許で運転できるようになりました。ここが混乱しやすいところです。

勘違いしやすい点

以前から売られている125ccのバイク(ピンクや黄色のナンバー)は、原付免許では乗れません。最高出力が4.0kWを超える125cc以下のバイクは、今も普通自動二輪車です。

125ccのスクーターに乗りたいなら、普通二輪免許(小型限定を含む)が要る、と覚えておきましょう。

普通二輪免許の種類は4つ

4つの中から選ぶ

普通二輪免許には、MT(限定なし)・AT限定・小型限定・AT小型限定の4種類があります。乗りたいバイクの排気量とギアのしくみで選びます。

バイクの免許で普通二輪を選ぶ時、最初に迷うのがこの種類ですよね。違いは「乗れる排気量」と「クラッチ操作のあるバイクに乗れるか」の2点です。

種類乗れる排気量乗れるバイクのしくみ
普通二輪(限定なし)400cc以下MT・ATの両方
AT限定普通二輪400cc以下AT(クラッチ操作が無い)だけ
小型限定普通二輪125cc以下MT・ATの両方
AT小型限定普通二輪125cc以下AT(クラッチ操作が無い)だけ
普通二輪免許の4種類を、乗れる排気量とMT・ATの違いで並べた図解

警視庁の案内では、AT二輪免許でAT以外の二輪車は運転できません。スクーターしか乗らないと決めているならAT限定、いろいろなバイクに乗りたいなら限定なし、という考え方が分かりやすいです。

小型限定とAT限定の選び方

通勤で125ccのスクーターに乗るだけ、という方なら、小型限定やAT小型限定でも足ります。教習の時限数が少ないので、早く取りやすいのも魅力です。

ただ、125cc以下のバイクは高速道路を走れません。いずれツーリングで高速道路を使いたいなら、最初から400ccまで乗れる普通二輪を選んでおくと、取り直しの手間がありません。

小型限定の中身は小型限定普通二輪免許とはで紹介しています。

例えばこんな場面で種類を選ぶ

駅まで毎日スクーターで通うだけ、という方なら、AT小型限定で十分なことが多いです。一方、週末に海や山までツーリングに行きたい方は、高速道路も使える限定なしやAT限定が向いています。

『とりあえず小さい免許で、後から考えよう』という選び方もあります。ただ、後で限定解除をすると、教習所にもう一度通う時間と費用がかかります。

数年先にどんなバイクに乗っていたいかを、一度想像してから選んでみてください。

補足

限定付きの免許を取った後で、教習所で限定解除の教習を受けて上の免許に変えることもできます。教習の時限数は限定の組み合わせで変わるので、通う教習所の案内で確かめてみてください。

普通二輪免許は何歳から?受けるための条件

普通二輪免許は16歳以上で受けられます。ほかの免許を持っている必要はありません。

『高校生でも取れるの?』と気になる方もいますよね。警視庁の案内では、普通二輪の受験資格は16歳以上で、免許経歴は要りません。

免許受けられる年齢
原付免許16歳以上
普通二輪免許16歳以上
大型二輪免許18歳以上
普通自動車免許17歳6か月以上(交付は18歳以降)

ただし高校によっては、バイクの免許に学校のルールがあることもあります。先に学校の決まりを確かめておくと安心です。

視力などの適性の基準

二輪免許の視力の基準は、両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上です。メガネやコンタクトでの矯正視力でもかまいません。

ほかに、赤・青・黄の色が見分けられることが求められます。警視庁は、普通二輪の免許では聴力検査は行わないと案内しています。

申し込む前に確かめておきたいこと
  • 16歳になっているか、なる日が分かっているか
  • メガネやコンタクトで両眼0.7以上見えるか
  • 学校や家族のルールで問題がないか
  • 通える期間(教習所なら9か月以内)を確保できるか

取り方は3ルート|教習所・合宿・試験場で直接

3つのルートから選ぶ

普通二輪免許の取り方は、教習所に通う、合宿で取る、運転免許試験場で直接受ける(一発試験)の3つです。多くの人は教習所か合宿を選びます。

ここが、ほかの記事ではあまり比べられていないところです。3つのルートは、かかる日数も、向いている人もまったく違うんです。

ルート1 教習所に通う

近くの指定教習所に通って、学科と技能の教習を受けるルートです。卒業検定に受かれば、試験場では技能試験が免除され、学科試験を受けて免許を受け取ります。

教習は1時限50分で、時限数は持っている免許によって変わります。教習は入校から9か月以内に終える決まりがあるので、仕事や学校と合わせて計画を立てやすいのが良いところです。

ルート2 合宿で取る

教習所の近くに泊まり込み、毎日教習を受けるルートです。合宿の申込サイトでは、普通二輪の合宿を「所持免許なし最短9日〜」「普通免許あり最短8日〜」と案内しているものがあります。

まとまった休みが取れる学生さんや、短い期間で一気に終わらせたい方に向いています。くわしくは普通二輪の合宿免許で紹介しています。

ルート3 試験場で直接受ける(一発試験)

教習所に通わず、運転免許試験場で技能試験と学科試験を受けるルートです。合格した後に、取得時講習を受けないと免許証は交付されません。

技能試験の合格基準は70%以上の成績です。試験場の課題を一人で練習する場所が限られるので、バイクの運転に慣れている人向けのルートと言えます。

普通二輪免許の3つの取り方を、教習所・合宿・試験場で直接に分けて比べた図解
ルート日数の目安向いている人気をつけたいこと
教習所に通う予約の取りやすさと通う頻度しだい学校や仕事と両立したい9か月以内に終える
合宿申込サイトの案内では最短8〜9日〜まとまった休みが取れる期間中は家を離れる
試験場で直接合格するまでの回数しだい運転に慣れている再試験のたびに手数料がかかる

一発試験の流れは普通二輪の一発試験とはでくわしく紹介しています。

教習所と合宿で迷った時の聞き方

教習所と合宿のどちらにするか迷ったら、申し込む前に問い合わせて、予約の取りやすさを聞いておくと比べやすくなります。例えばこういう聞き方です。

「平日の夜と土日しか通えないのですが、技能教習の予約はどのくらい先まで埋まっていますか?」

「普通免許を持っている場合、合宿は最短で何日の日程になりますか?」

答えを聞いて、通いだと数か月かかりそうなら合宿、近い日程で予約が取れそうなら通い、と決めるのも一つの方法です。

あなたはどのルート?年齢・免許・予算で選ぶ判定表

自分の状況に近い行を探す

迷ったら、年齢と持っている免許、通える時間の3つで決めると選びやすくなります。下の表で、自分に近い行を探してみてください。

『結局、自分はどれを選べばいいの?』と思いますよね。普通二輪免許の取り方を、読者の状況別にまとめてみました。

あなたの状況向いているルート理由
16〜17歳で、平日は学校がある教習所に通う(長期休みなら合宿)放課後や休日に少しずつ進められる
車の免許があり、平日は仕事教習所に通う学科が1時限で済み、技能も少なめ
車の免許があり、連休が取れる合宿申込サイトでは最短8日〜の案内もある
免許なしで、春休みや夏休みがある合宿毎日教習を受けて短期間で終えられる
原付や125ccに長く乗っていて、費用を抑えたい試験場で直接教習料金がかからない分、受かれば安く済む
バイクに乗ったことがほとんど無い教習所か合宿基本の操作から順に教われる

例えばこんな場面で考えてみます。平日は仕事で、週末だけ時間が取れる社会人なら、近くの教習所で週末に2〜3時限ずつ進めるのが現実的です。

一方、大学の夏休みに一気に取りたい方なら、合宿で毎日乗る方が感覚を忘れにくいですよね。「どれが安いか」だけで決めず、続けやすさで選ぶのがコツです。

よくある失敗

一発試験は安く済みそうに見えますが、落ちるたびに受験料と試験車使用料がかかります。バイク経験が少ないうちは、教習所や合宿の方が結果的に早く取れることも多いです。

教習で受ける時限数と、免許を受け取るまでの流れ

持っている免許で時限数が変わる

教習所の時限数は法令で最短の数が決まっています。車の免許を持っていると、学科は1時限だけになります。

「何時間くらい通うの?」というのは、いちばん気になるところですよね。道路交通法施行規則で決まっている最短の時限数をまとめました。

種類免許なし(技能/学科)普通免許などあり(技能/学科)
普通二輪(MT)19時限/26時限17時限/1時限
AT限定普通二輪15時限/26時限13時限/1時限
小型限定普通二輪12時限/26時限10時限/1時限
AT小型限定普通二輪9時限/26時限8時限/1時限

この時限数は最短の数で、技能の上達に合わせて延長されることがあります。原付免許だけを持っている人は、この表では「免許なし」と同じ扱いになります。

1日に受けられる技能教習の上限

技能教習は、1日に原則3時限まで(最初の段階は2時限まで)と決まっています。だから、どんなに急いでも、教習所で数日で終わるわけではないんです。

AT小型限定は、普通免許などを持っている人に限り1日4時限までの特例があります。この特例を使って、2日間で終えるコースを設けている教習所もあります。

免許を受け取るまでの流れ

教習所に通う場合の流れ
  1. 教習所に入校し、適性検査を受ける
  2. 学科教習と技能教習を受ける
  3. 卒業検定を受けて合格する
  4. 住所地の運転免許試験場で学科試験を受ける
  5. 合格したら免許証を受け取る

二輪の免許には仮免許がありません。卒業証明書は、技能検定を受けた日から1年以内なら試験場の技能試験が免除されます。

学科試験の合格基準は90%以上です。くわしい流れは普通二輪の教習の流れで紹介しています。

免許を取った後に知っておきたいルール

免許を受け取ったら、すぐにどこでも自由に走れる、というわけではありません。最初の1年ほどは、いくつか決まりがあるんです。

時期決まり
免許を受けてから通算1年まで初心運転者期間。違反が基準に当たると再試験の対象になる
免許を受けてから通算1年まで一般道での二人乗りはできない
20歳未満、または免許を受けて通算3年まで高速道路での二人乗りはできない

二輪車には、車のような初心者マークの表示義務の規定はありません。それでも最初のうちは、無理なすり抜けやスピードの出しすぎを避けて、慣れることを優先しておきましょう。

例えばこんな会話をよく聞きます。

「免許を取ったら、すぐ友達を後ろに乗せて出かけたい」

「一般道でも、免許を受けてから通算1年たつまでは二人乗りできないよ」

楽しみな気持ちは分かります。ただ、1年の間に一人で走る経験を積んでおくと、二人乗りを始めた時にも落ち着いて運転できます。

費用はどう考える?

費用は、教習所の料金と、試験場での手数料に分かれます。東京都の例では、教習所を卒業した人の手数料は、運転免許証のみで4,200円です。

教習所の料金は、地域や時期、持っている免許で大きく変わります。内訳の見方は普通二輪免許の費用でくわしく紹介しています。

免許を取ったら、次は乗るバイク選びですよね。家に使っていない原付や125ccがあるなら、今いくらになるかを先に確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

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普通二輪免許でよくある相談

不安・順番・ペースの相談が多い

普通二輪免許を取る前後では、「原付に乗ったことがないけど大丈夫?」「車とどっちを先に取る?」「教習のペースが遅い」という相談が多く見られます。知恵袋で見かけた相談を、要点だけまとめて答えます。

原付に乗ったことがないけど、いきなり普通二輪で大丈夫?

原付も含めて、バイクに一度も乗ったことがないまま教習所に行っても大丈夫か、という相談です。『みんな経験者だったらどうしよう』と不安になりますよね。

教習所の教習は、エンジンのかけ方やバイクの押し歩きといった基本から始まります。免許なしの人向けに技能の時限数が多めに決まっているのも、そのためなんです。

最初の数時限はうまくいかなくて当たり前、くらいの気持ちで通ってみてください。

普通二輪と車の免許、どちらを先に取ればいい?

普通二輪免許を先に取るか、普通自動車免許を先に取るか、順番で迷っているという相談です。

先にどちらかの免許を持っていると、後から取る方の学科教習が短くなります。普通二輪の場合、普通免許があれば学科は1時限で済みます。

ただ、普通自動車免許は17歳6か月以上でないと受けられません。16歳で乗りたい気持ちが強いなら普通二輪から、車が先に必要なら車から、と使う時期で決めるのがおすすめです。

教習のペースが遅くて、いつ終わるか不安

免許なしで教習所に通っているが、予約が取れずペースが遅いという相談です。

教習は9か月以内に終える決まりがあるので、焦る気持ちは分かります。予約の取り方は教習所ごとに違うので、キャンセル待ちや、空いている時間帯を受付で聞いてみてください。

時間が取れる時期が分かっているなら、最初から合宿を選ぶのも一つの方法です。

よくある質問

普通二輪免許と中型免許は同じですか?

昔「中型」と呼ばれていた二輪の免許は、今の普通二輪免許にあたります。今の正式な区分は普通自動二輪車で、400cc以下のバイクに乗れます。

普通二輪免許で125ccのスクーターに乗れますか?

乗れます。普通二輪免許は、小型限定やAT限定でも125cc以下のバイクを運転できます。AT限定の場合は、クラッチ操作の無いバイクに限られます。

普通二輪免許で高速道路を走れますか?

125ccを超える普通自動二輪車なら走れます。125cc以下の普通自動二輪車は高速道路を通行できないので、小型限定の免許で乗れるバイクでは走れません。

普通二輪免許を取ってすぐ二人乗りできますか?

一般道では、普通二輪免許を受けていた期間が通算1年に達するまで二人乗りはできません。高速道路では、20歳以上で、かつ通算3年以上が条件です。

普通二輪免許の試験に落ちたら、もう一度教習所に通い直しですか?

教習所の卒業証明書は、技能検定を受けた日から1年以内なら、試験場の技能試験が免除されます。学科試験に落ちた場合は、その期間内に学科試験を受け直します。

普通二輪の教習所はいつまでに卒業すればいいですか?

教習は9か月以内に終える決まりがあります。くわしい期限の数え方は、通う教習所の案内で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 普通二輪免許は、400cc以下の普通自動二輪車に乗れる免許
  • 種類はMT・AT限定・小型限定・AT小型限定の4つ
  • 16歳以上で受けられ、ほかの免許は要らない
  • 取り方は教習所に通う・合宿・試験場で直接の3ルート
  • 迷ったら、年齢・持っている免許・通える時間で選ぶ

まずは、乗りたいバイクの排気量と、教習に使える時間を書き出してみてください。それだけで、選ぶ種類とルートがぐっと絞れます。

普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

普通二輪(普通自動二輪)免許の種類・費用・教習の流れから、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、普通二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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