普通二輪の教習の流れ|入校から免許取得までの4段階

普通二輪の教習の流れを、入校から免許取得まで4段階で紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が警察庁・各都道府県警察などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。教習の時限数・手数料・法令は改定されることがあるため、最新の公式案内で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。

教習所に申し込もうと思っても、『入校したら、何から始まって、いつ免許証がもらえるの?』と先が見えないと不安ですよね。

結論から言うと、普通二輪の教習は「第1段階・第2段階・卒業検定・試験場」の4段階で進みます。段階ごとにやることとつまずきやすい所を知っておけば、落ち着いて通えます。

この記事を読めば、入校から普通二輪免許の取得までの流れと、それぞれの段階の準備が分かります。

目次

普通二輪の教習は4つの段階で進む

先に結論

普通二輪の教習は、基本操作を覚える第1段階、応用走行の第2段階、卒業検定、運転免許試験場での手続きの順に進みます。二輪には仮免許が無いので、車の教習より段階がシンプルなんです。

普通二輪の教習を、入校から免許証を受け取るまでの時間軸で並べてみました。時限数は道路交通法施行規則で決まっている最短の数です。

段階主な中身技能の時限(免許なし)技能の時限(普通免許など)つまずきやすい所
第1段階取り回し・発進・停止・変速・低速の課題MT9時限・AT5時限MT9時限・AT5時限車体の重さ、エンスト、一本橋
第2段階応用走行・課題の仕上げ・コースを覚える10時限8時限スラローム、急制動、コースの順番
卒業検定教習所のコースで採点を受ける検定検定緊張で確認を飛ばす
試験場適性検査・学科試験・免許証の交付なしなし書類の忘れ物、学科の勉強不足

学科教習は、免許なし・原付のみの人が26時限(学科(一)10時限+学科(二)16時限)です。普通免許などを持っていれば、学科は1時限だけになります。

普通二輪の教習を、第1段階・第2段階・卒業検定・試験場の4段階の時間軸で示し、各段階でつまずきやすい所を並べた図解

普通免許を持っている人の流れ

車の免許を持っている人は、同じ4段階でも中身がかなり軽くなります。学科は1時限だけで、技能も第2段階が2時限短くなるからです。

持っている免許学科教習技能教習(MT)技能教習(AT)
免許なし・原付のみ26時限19時限15時限
普通免許など1時限17時限13時限

『原付の免許を持っているから、少しは短くなる?』と思う方もいますよね。ただ、二輪の教習の表では、原付免許だけの人は免許なしと同じ扱いなんです。

仮免許が無いのが二輪の特徴

『車みたいに、途中で仮免の試験があるの?』と気になる方も多いはずです。実は、道路交通法の仮免許は大型・中型・準中型・普通自動車にだけ定められていて、二輪免許にはありません。

そのため、二輪は第1段階の終わりに「みきわめ」と呼ばれる確認を受けて第2段階へ進む教習所が多いです。仮免の仕組みの違いは普通二輪に仮免はある?で詳しく紹介しています。

1日に受けられる時限と期限

二輪の技能教習は、1日3時限まで(第1段階の基本操作は2時限まで)と決まっています。3時限受ける日は、連続で3時限にはしないきまりです。

もう1つ大事なのが期限です。教習は入校から9か月以内に終える必要があります。

期限と日数の考え方

最短の時限数で進んでも、1日に受けられる時限に上限があるので、数日で終わるわけではありません。教習期間の組み立て方は普通二輪の教習期間と最短日数で紹介しています。

入校前と入校の日にすること

先に結論

入校の日には、申し込みの手続きと適性検査(視力など)を受けます。教習所によっては、入校前にバイクの引き起こしなどを確かめるところもあります。

普通二輪の教習は、入校の手続きから始まります。まずは教習所の窓口やサイトで、必要な物と日程を確かめましょう。

入校までの流れ
  1. 通える教習所を2〜3校選んで、料金と予約の取り方を比べる
  2. 入校の申し込みをして、必要な書類を確かめる
  3. 入校の日に手続きと適性検査を受ける
  4. 学科教習と技能教習の予約を入れる

教習所を選ぶ時に見る所

同じ普通二輪の教習でも、教習所によって予約の取り方や教習車、料金の組み方が違います。通いやすさは、教習を最後まで続けられるかに直結するんです。

見る所確かめたいこと
距離自宅や学校・職場から無理なく通えるか
予約平日夜や土日に技能の枠が取りやすいか
料金補習や再検定の料金、保証プランの有無
貸し出しヘルメット・グローブなどを借りられるか

教習所選びのコツは普通二輪の教習所の選び方で詳しく紹介しています。

適性検査では、視力などを確かめます。二輪免許の視力の基準は「両眼で0.7以上、かつ一眼でそれぞれ0.3以上」(眼鏡などの矯正を含む)です。

色は赤・青・黄の識別ができることが基準です。警視庁の案内では、普通自動二輪免許では聴力検査は行わないとされています。

学科教習はどう進む?

免許なしの人の学科は、学科(一)10時限と学科(二)16時限に分かれています。学科(一)は技能の第1段階と並行して、学科(二)は第2段階と並行して受けるのが一般的です。

学科(二)では、普通自動車や普通自動二輪車を運転できる免許を持っていない人は、応急救護処置の教習を3時限受けます。心肺蘇生など、事故の場面で役立つ内容ですよ。

技能の予約ばかり気にして、学科を後回しにしてしまう人もいます。学科が進まないと次の段階に進めないこともあるので、両方を並べて予約しておきましょう。

入校前の「引き起こし」が心配な人へ

『入校前に、倒れたバイクを起こせるか確かめられた』という話を聞くと、不安になりますよね。教習所によっては、申し込みの前後にこうした確認をするところがあります。

腕の力だけで起こそうとすると、なかなか上がりません。腰を落として足の力を使う起こし方を教えてもらえるので、まずは見学や事前の相談で聞いてみてください。

入校前に用意・確認しておくこと
  • 本人確認書類と、教習所から指定された書類
  • 眼鏡やコンタクト(視力に不安がある人)
  • 教習で使う服装(長袖・長ズボン・くるぶしが隠れる靴など)
  • ヘルメットやグローブを借りられるか、持参か
  • 平日夜や土日の予約の取りやすさ

ヘルメットやグローブの扱いは教習所ごとに違います。服装と持ち物は普通二輪の教習の服装と持ち物にまとめています。

第1段階でやることと、つまずきやすい所

先に結論

第1段階は、バイクの扱いに慣れる段階です。取り回しや発進・停止から始まり、一本橋やクランクなどの低速の課題に進みます。

第1段階の技能教習は、正式には「基本操作及び基本走行」です。最短の時限数は、普通二輪MTで9時限、ATで5時限です。

第1段階の主な内容何を覚えるかよくある悩み
取り回し・引き起こし押して歩く、倒れた車体を起こす重くて起こせない
乗車姿勢ニーグリップ、目線ひざが開いてしまう
発進・停止クラッチやアクセル、ブレーキの使い方エンストする
変速(MT)ギアの上げ下げぎくしゃくする
低速の課題一本橋・クランク・S字ふらついて足をつく

教習で使うバイクは、教習所によって車種が違います。普通二輪の教習の一部では、小型二輪車や一般原付を使うこともできるとされています。教習車について詳しくは普通二輪の教習車とはで紹介しています。

例えばこんな場面

初めての教習で、発進のたびにエンストしてしまうことがあります。『自分だけできない』と思いがちですが、最初の時限ではよくあることなんです。

教官からは、例えばこんな声がかかります。

「クラッチを離すのが少し早いね。もっとゆっくりでいいよ」
「目線が近いよ。遠くの目標を見てみよう」

よくある失敗

うまくいかない日が続くと、予約を空けて気持ちを落ち着かせたくなります。ただ、間が空くと感覚を忘れやすいので、なるべく続けて予約を入れる方が上達しやすいですよ。

MTとATで第1段階の長さが違う

第1段階の最短の時限数は、MTが9時限、ATが5時限です。MTはクラッチとギアの操作を覚える分、ここが長くなっています。

一方、第2段階の応用走行はMTもATも同じ時限数です。つまり、MTとATの教習の差は、ほとんどが第1段階にあるんです。

第1段階の終わりの確認

第1段階の最後には、次の段階に進めるかを教官が確かめる時限があります。ここで「もう少し練習を」と言われたら補習が入ります。

『補習になったら恥ずかしい』と感じる方もいますよね。実は、規定の時限は最短の数なので、補習が入るのは珍しいことではないんです。

補習は費用が追加になることが多いですが、落ち込む必要はありません。苦手を残したまま進むより、ここで固めておく方が卒業検定で慌てずに済みます。

第2段階と卒業検定でつまずきやすい所

先に結論

第2段階では、スラロームや急制動などの課題を仕上げ、検定コースを覚えます。卒業検定は、その総まとめとしてコースを走って採点を受けるものです。

第2段階の技能教習は「応用走行」で、最短の時限数は免許なしで10時限、普通免許などがあれば8時限です。課題の基準を知っておくと、練習の目標が立てやすくなります。

課題普通二輪の基準(試験場の技能試験の例)つまずきやすい所
一本橋(直線狭路)長さ15メートル・幅0.3メートルを7秒以上で走る目線が下がって落ちる
スラローム(連続進路転換)パイロンの間をS字に8秒以下で走るアクセルの開け閉めが遅れる
急制動時速40kmから、乾燥時11メートル以内で止まるブレーキが弱くて止まりきれない

この基準は、富山県警の運転免許技能試験実施基準に書かれている値です。教習所の卒業検定の採点がまったく同じかは、教習所の案内で確認してみてください。

普通二輪の第2段階で練習する一本橋・スラローム・急制動の課題と、つまずきやすい所を示した図解

検定コースの覚え方

第2段階に入ると、卒業検定で走るコースを覚えていきます。コースは教習所ごとに決まっていて、いくつかのパターンから当日に指定されることが多いです。

覚え方のおすすめは、コース図に「ここで右折」「ここで一本橋」と自分の言葉で書き込むことです。歩きながら声に出して順番を言うと、体で覚えやすくなりますよ。

例えばこんな場面です。課題はうまくできるのに、コースを間違えて慌ててしまうことがあります。順番に自信がつくと、課題に集中できるようになります。

卒業検定の前にしておきたいこと

卒業検定では、決められたコースを走りながら、課題と安全確認を見られます。普通二輪の技能試験の合格基準は70パーセント以上の成績とされています。

『コースを忘れたらどうしよう』と心配になりますよね。前日までに、コース図を見ながら頭の中で一度走ってみると、当日の緊張が少し和らぎます。

卒業検定の前のチェック
  • 検定コースの順番を頭の中で通して走れる
  • 発進前・進路変更前の確認の順番を言える
  • 苦手な課題の失敗の原因を教官に聞いてある
  • 当日の持ち物と集合時間を確かめた

卒業検定で見られる所は普通二輪の卒業検定|コースと減点されやすい所で詳しく紹介しています。

試験場で普通二輪免許を取得するまで

先に結論

卒業検定に受かると卒業証明書がもらえます。これを持って住所地の運転免許試験場へ行き、適性検査と学科試験に合格すると、普通二輪免許の取得です。

指定教習所の卒業証明書があると、試験場での技能試験は免除されます。この免除は、技能検定を受けた日から1年以内です。

試験場では学科試験を受けます。学科試験の合格基準は90パーセント以上の成績です。

卒業から免許証を受け取るまで
  1. 卒業検定に合格して卒業証明書を受け取る
  2. 試験場に持っていく書類と写真をそろえる
  3. 住所地の運転免許試験場で適性検査を受ける
  4. 学科試験を受けて合格する
  5. 手数料を払い、免許証の交付を受ける

試験場に持っていく物と手数料

警視庁の案内では、指定教習所を卒業した人が新規で受ける時は、本籍が書かれた住民票の写し(交付から6か月以内)、本人確認書類、申請用写真(縦3cm×横2.4cm)、卒業証明書などを持っていきます。

免許証の持ち方(東京都の例)指定教習所を卒業した人の手数料
運転免許証のみ4,200円
マイナ免許証のみ3,400円
2枚とも持つ4,300円

これは2025年3月24日以降の東京都の額です。ほかの道府県の額や受付の日時は、住所地の試験場の案内で確認してください。

試験場での1日の流れの例

試験場での手続きは、受付から交付までを1日で行うことが多いです。受付の時間を過ぎると受けられない場合もあるので、時間には余裕を持って向かいましょう。

『書類を1つ忘れて出直しになった』という話は意外と多いんです。前日の夜に、住民票の写し・写真・卒業証明書・本人確認書類を1つの封筒にまとめておくと安心ですよ。

学科試験の勉強の仕方は普通二輪の学科教習と学科試験で紹介しています。

免許を取った後の1年は特別な期間

普通二輪免許を受けた日から通算1年は「初心運転者期間」です。この間に違反が一定の基準に当たると、再試験の対象になります。

また、一般道での二人乗りも、普通二輪免許を受けていた期間が通算1年に達するまではできません。教習が終わってからも、最初の1年は慎重に走ることを意識しておきましょう。

免許を取った後に考えること

普通自動二輪の免許を取得したら、いよいよ自分のバイク選びですよね。原付や125ccに乗っていた人は、今のバイクがいくらで手放せるかを先に確かめておくと、次の1台の予算が立てやすくなります。

バイク買取のバイク王

乗り換える前に、今のバイクがいくらになるか確かめてみませんか

原付や125cc、乗らなくなったバイクがあるなら、バイクの買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料バイクの無料査定を申し込む

(バイク買取サービスの公式サイトに移動します)

普通二輪の教習でよくある相談

よくある相談のまとめ

教習の流れについての相談は「ヘルメットは自分のを用意すべき?」「卒検から学科試験まで何日勉強すれば?」「不器用でも大丈夫?」の3つが目立ちます。

相談1 「ヘルメットは初回から自分のを持っていくべき?」

『普通二輪の教習は、初回から自分のヘルメットを持っていた方がいい?』という相談がありました。借りられるのか持参なのかは、教習所によって違います。

フルフェイスの持参を求める教習所もあるので、入校の時に確かめてみてください。教習の後もそのまま公道で使うつもりなら、早めに自分に合うものを選んでおくのもひとつの方法です。

相談2 「卒業検定から学科試験まで、何日勉強すれば?」

『卒業検定に受かった後、試験場の学科試験までどれくらい勉強が必要?』という相談もありました。気になりますよね。

必要な日数は、学科教習でどれだけ覚えているかで変わります。合格基準は90パーセント以上なので、卒業検定を待つ間から少しずつ問題を解いておくと安心です。

普通免許などを持っている人は、そもそも二輪の学科は1時限です。この場合の試験場での学科試験の扱いは、住所地の試験場の案内で確かめておきましょう。

相談3 「不器用で要領が悪くても取れる?」

『自分は不器用で、教習についていけるか心配』という相談もよく見かけます。補習が入ることはあっても、教習は段階を踏んで進むので、少しずつできることが増えていきます。

例えば、1時限ごとに「今日できたこと」と「次に直すこと」を1行ずつメモしてみてください。自分の上達が見えると、次の教習に行く気持ちも軽くなりますよ。

相談4 「第2段階で教習車が変わって課題が急に難しくなった」

『第1段階と第2段階で教習車が変わり、スラロームとクランクがうまくいかなくなった』という相談もありました。車体の感覚が変わると戸惑いますよね。

教習所によって、使う教習車の種類や切り替えのタイミングは違います。新しい車体に慣れるまでは、課題ごとに速度と目線を教官に確かめながら、1つずつ感覚をつかんでいきましょう。

よくある質問

普通二輪車の教習は全部で何時限ですか?

最短で、免許なしならMTは技能19時限・学科26時限、ATは技能15時限・学科26時限です。普通免許などがあれば学科は1時限、技能はMT17時限・AT13時限です。

普通自動二輪車の教習に仮免許はありますか?

ありません。道路交通法の仮免許は大型・中型・準中型・普通自動車についてだけ定められています。

普通自動二輪の教習は何か月以内に終えればいいですか?

教習は9か月以内に修了することと定められています。

原付免許を持っていると普通二輪免許の取得は早くなりますか?

教習の時限数は変わりません。二輪の教習の表では、原付免許だけの人は免許なしと同じ扱いです。ただ、公道を走った経験があると、交通の流れには慣れやすいかもしれません。

卒業検定に受かった後、いつまでに試験場へ行けばいいですか?

卒業証明書による技能試験の免除は、技能検定を受けた日から1年以内です。早めに手続きを済ませておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 普通二輪の教習は第1段階・第2段階・卒業検定・試験場の4段階で進む
  • 二輪には仮免許が無く、第1段階の終わりに確認を受けて第2段階へ進む
  • 技能は1日3時限まで、教習は9か月以内に終える
  • 第2段階では一本橋・スラローム・急制動などの課題を仕上げる
  • 卒業後は住所地の試験場で適性検査と学科試験を受けて免許取得
普通二輪ドットコム

普通二輪ドットコム 編集部

普通二輪(普通自動二輪)免許の種類・費用・教習の流れから、免許を取った後のバイク選び、乗り換えや手放し方まで、普通二輪にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次